キズが髪の毛に隠れるフェイスリフト　〜頬のタルミ引き上げ〜

このフェイスリフト手術は、キズが髪の毛に完全に隠れるにも関わらず、きっちりとした頬のタルミの引き上げ効果があり、後戻りしにくい方法です。手術の際に、キズの周りの髪の毛を剃る必要もありません。また、手術時間も短く、腫れや内出血もほとんどないので、すぐに普段の生活に戻ることができます。髪の毛をかき分けない限りキズが見えないので、周囲の人に気付かれません。

これは、フランス人のDr.Fournierが発表なさったフェイスリフトの技術に私が工夫を加えた方法で、他院にはない治療法です。キズが見えない（目立たない、ばれない）、しっかり引き上がり後戻りしにくい点が、患者様から評価を受けています。

これまでのフェイスリフトとの違い

一般的なフェイスリフトは、耳の前を切開します。そのため、キズが目立ちにくくなるまでに、3ヶ月〜1年程度かかり、髪をアップにすると耳の前のキズが目立ってしまいます。また、上記の方法に比べて、普段の生活に戻るまでに時間がかかります。

フェザーリフト、ハッピーリフト、シルエットリフト、アプトス、ワプトスなどの糸で引き上げるリフトは、その性質上、ずれ落ちて後戻りしやすいのに対して、この方法では引き上げた組織をしっかり縫合固定するので、引き上げ効果が失われません。
また糸で引き上げるリフトでは、手術の際にフェイスライン付近に針穴が開きます。これが消えるまでに3-14日かかります。

どのような方に適した手術ですか？

「私、こうなりたいのよ」と頬のタルミを手で引き上げるとき、
（１）こめかみに向かって引き上げる
（２）耳に向かって引き上げる
の2通りに分かれます。このうち、「（１）の方が自分らしい、すっきりする、綺麗になる」という方は、特に適しています。

すぐに人前に出なければならない方。
ダウンタイム（普段の生活に戻るまでの時間）を待てない方。
引き上げの糸など異物が頬に入ることに抵抗がある方。

治療の流れ

診察で、十分に手術について説明し、理解していただきます。
デザインします。このときに、引き上げる方向を決めます。
局所麻酔でおこないます。注射の量は、ホクロを切り取る手術と同じくらいの少量です。
もみあげの中を皮膚切開し、皮膚の下にある層（＝SMAS、スマス）を露出します。
この層を引き上げて、縫合固定します。この層を引き上げないと、フェイスリフトはすぐに後戻りするからです。
余った皮膚を切除して、皮膚も引き上げて縫合固定して手術終了です。
術後に包帯やガーゼは必要ありません。
術後はすぐに帰宅し、普段の生活に戻ることができます。
1週間後に抜糸します。

デザイン

赤い三角の部分の皮膚を切除して、矢印の方向に引き上げます。

赤い点線の部分にキズが残りますが、完全に頭髪に隠れます。

縫合部＝キズ痕の上には頭髪が生えないことが多いですが、キズ痕をより細く小さくする工夫をおこなっています。

手術時間

1.5-2時間程度

施術料金

¥550,000（税込）

この治療に関する情報、リスク、副作用などについて

治療内容： 頭髪内の切開を伴うフェイスリフト手術
頻度の比較的多い随伴症状：軽度の腫れ（数日程度）、局所麻酔による顔面神経麻痺（半日程度）など
頻度の低いリスク・副作用：内出血斑（1-2週間程度）、顔面神経麻痺（1-2ヶ月程度）、キズ痕が目立つなど

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