三養茶(さんようちゃ)
ハトムギ
「ハトムギ」は、イネ科の一種ですが、普通の「麦」との違いは、その栄養価の高さです。
ハトムギには、良質のアミノ酸で形成されているタンパク質、カルシウム、カリウム、鉄、ビタミンB群、脂質、糖質などがバランスよく含まれていて、身体の新陳代謝を活発にします(カフェインは入ってません)。
ハトムギの実から硬い外皮をとったハトムギの粉は、「ヨクイニン」という名前の漢方薬でもあります。
「神農本草経」という漢方薬の古典では、生薬(漢方薬の材料)を上・中・下の三ランクに分けて記載していますが、その中でヨクイニンは「いくら摂取しても害がなく、健康を増進するすぐれた保健食品」であるとされる「上薬」に指定されています
ハトムギの実は、炒って煎じてハトムギ茶として飲んだり、お粥やスープにして食べたり、粉になったものを小麦粉のようにお菓子や料理に使ったり、漢方薬として飲んだり、多様な摂取方法があります。
ハトムギの効用
ハトムギには、「身体に溜まった余分な水分を老廃物とともに排出する」作用があります。これにより、ニキビをはじめとする皮膚疾患だけではなく、浮腫み、リューマチ、神経痛、ガン、喘息、ポリープなどにも効くのです。
日本の風土は湿気が高く、このため体内の水分の停滞を起こします。さらに、ジュース、コーヒー、お茶といった水分を沢山に取るという生活習慣がこれに拍車をかけるので、肌荒れ、神経痛、リウマチ、関節炎、喘息などといった病気を生じます。
このような病気の治療や予防をするには、まず腎臓、膀胱を助け、利尿作用を改善することが大切です。ハトムギには強い利尿作用があって、皮膚をはじめ、体の各所の水分の停滞を取り除きます。
昔から「いぼとり」の薬とされてきたハトムギは、ニキビやアトピー、シミ、ソバカス、鮫肌など、皮膚のトラブルを改善するさまざまな効果があります。水の滞りを除き、代謝がよくなることによって、熱や余分な水分を排出する、排膿・解毒作用、皮膚の浄化といった効果につながります。
大人ニキビ
大人の肌は、ターンオーバーが乱れやすくなります。角質層が厚くなり、また保湿機能が低下し乾燥して硬くなり、毛穴が詰まるので、皮脂が溜まり、炎症をおこすために、ニキビを生じるのです。
その治療は、「ニキビのもとをなくす」「炎症を抑える」ことが大切です。
イボをとってしまうほど表皮の状態を整える作用が強いハトムギは、トラブルをおこしやすい大人の角質層を滑らかに保ち、皮脂を溜まりにくくする効果があります。
また、水分とともに有害物質や老廃物、不要なホルモンなどを身体の外に排出するだけでなく、免疫力を高める成分を含んでおり、炎症を抑え、化膿ニキビを改善する効果があります。
つまりハトムギには、「ニキビのもとをなくし」「炎症を抑える力がある」ので、ニキビを改善するのです。
ハトムギの成分
ハトムギは、ビタミンB群やタンパク質、カルシウム、カリウムなど、皮膚の栄養分となる成分をたくさん含み、身体の内側から健康な皮膚をつくることを促進します。
さらに、「有機ゲルマニウム」やハトムギ特有の成分「コイクセノライド」が発見されました。
■コイクセノライド
「コイクセノライド(コイクセノリド)」は、ハトムギ特有の成分で、新陳代謝をアップさせる機能があることがわかっています。とくに皮膚の角質細胞の代謝を活発にすることで、角質細胞の代謝を活発にします。
この作用から、皮膚の上皮細胞に働いて、肌の凹凸を滑らかにして、ニキビのもとができにくい美肌をつくる効果があります。
■ゲルマニウム
「ゲルマニウム」は、ニンニクや椎茸、高麗人参、アロエなどにも含まれますが、難病を治す奇跡の水といわれるフランスの「ルルドの泉」にも、この「ゲルマニウム」が大量に含まれています。
具体的には、以下のような作用があります。
リンパ球やマクロファージなどを活性化させ、免疫力をアップする
細胞に酸素を運び新陳代謝を促す
水素イオンを除去して、酸性からアルカリ体質にする
これらの作用により、皮膚の抵抗力を高め、ニキビの炎症を抑える効果があるのです。
(一言でいうと、ハトムギには、美肌作用、抗酸化作用、利尿作用、抗腫瘍作用、抗炎症作用など があります)
ハトムギ茶について
こういったハトムギの大切な成分は脂溶性であり、水に溶けないのです。ですから、普通に煮出したハトムギ茶をいくら飲んでも、水分の停滞を起こすだけです。しかし発芽時期だけ、この成分が水溶性に変化します。この発芽ハトムギを焙煎・精製することで、有効成分の含有量をはるかに増加しました。それが三養茶(さんようちゃ)です。
≪有効成分溶出量≫
普通のハトムギそのもの1kgを水10リットルに入れて3時間煎出した場合、その溶出量は0.8%です。破砕したハトムギなら3.6%、焙煎ハトムギなら1.0%です。発芽ハトムギでは34.0%です。
三養茶の召し上がり方
三養茶は顆粒状です。ティースプン山盛り1杯(約3g)をお湯のみ6分目くらい(150cc)のお湯に溶かしてお飲みください。『美味しいと思える範囲内で濃い目に』作るのがポイントです。漢方薬服用の際にもお飲みください。
1日3回程度以上を目安にお召し上がりください。
三養茶には、カフェインは含まれていません。
1杯あたり(3gあたり)、約 11 Kcalです。
小 250g ¥8,640 (1ヶ月分)
大 500g ¥16,200(2ヶ月分)
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