一重瞼の手術
典型的な一重瞼は瞼が厚くて重い
・上瞼が瞳孔にかかり、視界を遮っている
(二重瞼だと、睫毛の生え際が見えますが、それが隠れています)
・上睫毛が下向きに生えていて、視界を遮ったり、逆睫毛になったりする
・下睫毛は上向きに生えていて、逆睫毛になることが多い
そのため、
無意識に眉を引き上げて物を見る癖がある
無意識に顎を上げて物を見る癖がある(その方が見やすいから)
つらい頭痛、肩コリ、吐き気
逆まつげで眼が痒い、痛い
生まれつき、こういった症状があるので、
視野が暗く狭い、黒板を見るのがしんどい
というのが当たり前で、その苦労に本人もご両親も気がついていないことが多いのです。
こういった一重瞼は、瞼の手術をすることで、楽に開瞼できるようになり、またきれいな二重瞼になります。

まず、二重瞼のラインで皮膚を切開して、余っている皮膚を切除します。
瞼の重みになっている脂肪などを切除
眼瞼挙筋を短縮する=眼瞼挙筋を引き下ろして(前転して)瞼板に縫い付け、眼瞼挙筋を短縮して、眼を開く力を強めます。
緩んだゴムを半分に切ると強くなる、そのようなイメージです。
最後に皮膚を細かく縫合し終了となるのですが、さらに当院ではより正確で繊細な手術をするために、顕微鏡を用いております。
ここまでが、眼瞼挙筋前転法と呼ばれる眼瞼下垂手術です。
下図のように、瞼板という硬い軟骨が上下の瞼にあります。ラグビーボール状の形をしていて、端は靱帯という紐のような硬い組織につながり、これが目頭と目尻の骨に付着して、
瞼を形作っています。

瞼板も硬く、靱帯も硬い。元々二重の人に比べて、一重瞼の人は、更に硬いのです。
そのため、この靱帯によって、上瞼は下に引き下ろす力が加わり、眼を開けにくいのです。
これを緩める必要があります。
実際には、目頭、目尻の皮膚を小さく切開して、この靱帯を部分的に切り離して、引き下ろす力を緩めます。これはかなり繊細な手術です。
効果は分かりやすく、片側の靱帯を切り離した途端、その目が開きやすくなったことを患者さんが実感できます。
このように、上瞼の手術だけでなく、目頭目尻の手術を同時にすることがとても大事なのです。

目頭目尻を緩めずに上瞼の手術だけすると、引き下ろす力が残ったまま、眼を開こうとするので、目頭目尻が引きつったような、不自然な輪郭になります。十分に開きにくい。
ですから、目頭目尻を緩めた上で、上瞼の瞼を開く力を適度に強めるのが理に適っています。
私が目指している瞼の治療は
眼を開けることを阻む要因(たるんで余った皮膚、重しになる脂肪、硬い目頭目尻の靱帯など)をできるだけ減らした上で、眼を開ける力を強める。そうすると、とても楽に目を開くことができます。そして自然で綺麗な輪郭になります。
このように、” 機能と美しさ ”の両面から整えることで、無理のない自然な開瞼と調和のとれた目元を目指しています。












